(三春side)


「・・・・・・」


部屋に訪れる沈黙。


あのあと、私は大和の手を引いて、私の部屋に連れてきた。


そして


『話すね・・・・・・』


と言ってから、一言も口を開かない。


それどころか、微塵たりとも動かない。


目も、真っ直ぐ私を向いているのに、ボーッとしていて見えてないよう。


「・・・・・・大和?」


「えっ!・・・・・・あ、ごめん」


私が声を上げると、ハッとしたように私を見る。


「ボーッとしてたね・・・・・・」