くっついた背中。
伝わってくる鼓動。
規則正しい呼吸音。
どうしても…どうしても…
寝れません。
いくら目をつぶったって、羊を数えたって、
背中に全神経があるんじゃないかって程意識して…
少し離そうとすると聞こえてきたのは、
「寒い。」
微かな笑い声とその一言。
そう言われてしまえば離す事なんて出来ない訳でまたぴったりとくっついた背中。
本当は…少し、
私の気持ちに気付いてるんじゃないか。
そうふいに心に落ちてきた疑問。
だけどその答えを知っているのは本人だけで、
私には知る事が出来ないんだ。
…少しの眠気と凄く疲れた体。
そしてそのまま迎えた朝。
結局一睡もできなかった。
斗間君を起こさないようにベットを抜け出して、
朝食を作ったあとそそくさと学校へ向かった。
門の目の前につくといつもより、早かったのか門すら開いてない。
いつもなら、6時30分には開いて7時にはみんなが登校してくる。
現在は、6時ちょっと過ぎ。
残念だけど、屋上には行けないみたいだ。
仕方なく、
ガラッ…
「翔ちゃんおはよう。寝かせておやすみ。」
裏口から行ける保健室へ行きベットを借りて寝る。
…と思ってた。
「学校では、翔ちゃんやめろって言ったじゃん。てか今何時だと思ってんだよ…」
さっき締めたばかりのカーテンをシャッと開けられて布団を剥がされる。
「意地悪。」
「あぁ?」
「…寝かせて。翔ちゃん」
「翔ちゃんって言うのやめろ。てか寝るな」
「ごめんなさい。翔先生寝かせてください。」
もう眠くて眠くて…ほぼ意識がないまま発した言葉。
その後もなにか翔ちゃんに言われていたみたいだけど、眠気には勝てず…
起きた後こっぴどくお説教を頂きました。

