恋の音〜本当の恋まで〜




お母さんのことだって嫌いじゃない。


お父さんがいないけどここまでこうして育ててくれた。


父親違いの弟だってかわいい。



だけどお母さんは色んな人と別れたり付き合ったりで
色んな人を連れてくる。

そのお母さんが好きじゃない。


部屋にはいって勉強しようとしてたとき

音楽がなった



♪〜


『晴人』




晴人からの電話。



今時携帯を持ってない中学生も珍しくなくなったのに
晴人は携帯を持っていないから
家からの電話になる。



そのせいか私からは1度もかけたことがない。




あこ言ってたな。




「杉田くんの彼女の美香ちゃんよく杉田くんと電話するらしいよー。
しかも美香ちゃんも家電なのに。
よくかけれるよね〜」




とかどうとか。



「おい、私その杉田くんの元カノなんだけど。」


「あ、てへぺろ〜」


そんな会話でこの話は途切れた。


懐かしいな。



「もしもし晴人ー?」


「おう、おれおれ」


「おれおれ詐欺ならよそでしてくださーい」

「違うし‼︎杉田晴人」


「知ってるよ!どうした?」

「はいはい。あんなあ急にごめんな。」

「いーよ。晴人のこと好きだもん」

「お前のうわさ聞いてお前上の空だしなんかちょっと焦った。」



うわさという言葉で私の体は一気に震える。
うわさってなに…?




震えてるのが分からないように。
いつもに増して明るい声でいう。




「なんのうわさー?」




お願い。なんのうわさなの。


「いや、お前信じてるから。いーよ。」


よくないよ。


ねぇ、なんのうわさなの?

私の過去のこと…?





「そっか。信じてね。」



「優宇。好きだよ。」



「私も晴人大好き。」


「おん。じゃあまた明日学校でな。」

「うん、明日ねー」


ぷつりと電話が切れる。