恋の音〜本当の恋まで〜




時間はどのくらいたっただろう。

どのくらい…

ん?…どのくらい?


「あ!拓実くん大変!か、かくれんぼ!」

「あ、やば忘れてた!圭悟に怒られるね」

「ごめんね、私が引き止めたから、」

「大丈夫だよ。優宇ちゃんといて楽しかったし。
時間忘れてたし。

行こっか!」


「うん!



あ、足がしびれた…」



しゃがんでいたせいで足がしびれてしまった。


「立てる?」


拓実くんは私に手を差し出す。

「あ、ありがとう」


拓実くんの手に私の手が触れる。


手が手を握って

拓実くんが私を立たせてくれた。


「行こう」

拓実くんは私の手を離さないで前へと歩いた。

手を繋いだまま。