恋の音〜本当の恋まで〜



圭悟は少し照れて「遊ぼー!」と話を変えた。


結局今日もキャッチボールをすることになり

昨日と同じ配置で私にボールがまわってくる。


拓実くんにこのボールを届かせたい。


届け。

届け。

届け。



勢いをつけていつもより力を入れて


拓実くんに向けてボールを投げる。


綺麗な弧を描いたボールは
吸い込まれるように

拓実の手の中にはいった。



「やったー‼︎」


思わず大きい声で嬉しい気持ちが声にでる。

みんな少し驚いていたけど


ボールが届いたことを喜んでくれた。





それからキャッチボールにも飽きた私たちは

圭悟の提案でかくれんぼをすることになった。


じゃんけんで負けたら鬼。


鬼は2人と決まり、圭悟オリジナルの少し変わったじゃんけんをして

鬼は私と朝陽くん。


朝陽くんはめんどくさそうに
公園のはじっこに向かった。


私も置いて行かれないように少し早歩きで

公園のはじっこに行って

みんなが隠れるのを待つ。



沈黙に耐えられない私は


朝陽くんとなにを話したらいいか分からなくて


少し困ったけど朝陽くんは小さな声で喋った。