恋の音〜本当の恋まで〜





「やっほー!みなさん、元気ですか?」

今日も圭悟のテンションは相変わらず高い。

「元気です」

適当にこたえたのは朝陽くんで、

視線は今日も携帯。


「朝陽!彼女とメールか!」

圭悟はなんの躊躇もなく朝陽くんにきくと
朝陽くんはすこし間を開けて首を縦に振った。



彼女という言葉に反射的に顔が赤くなると
拓実くんが
「優宇ちゃんはピュアだね〜」
と私に言った。


私、ピュアなんかぢゃない。

頭の中に過去の思い出が走馬灯のようにでてくる。


それに気づいたあこが笑い話にするように拓実くんに言った。
「優宇はねー、することしてるからピュアじゃないだよね〜!」

「ちょ、ちょっとあこ〜泣」


「でも今ねピュアラブ真っ最中だもんね!」

「え、ちょ、ね、あこ!泣」


「だから赤くなるんか!優宇ちゃんかわいいね」

拓実くんにかわいいって言われた…?


これが社交辞令でも、なんの意味がなくても
好きな人にかわいいと言われたら嬉しい。

「そんなことないよ!」

全力で否定する。

「そうだよって言えばいいのに!」

圭悟がおもしろそうに便乗するので
私はさらに恥ずかしくなって

「圭悟かわいい」
って言ってみた。