恋の音〜本当の恋まで〜







そんな中芹沢くんが話かけてくる。





「なーたなーかー」

「なんですか。」

「なんで敬語⁈おもろいなお前(笑)」

そういえばそうだ。
こいつはこんなでも先輩じゃない。敬語なんかいらなかった。

「んでなに」

「言ったら普通になる〜。おっもしろーい」


本当に腹がたつ。




「私は自分のおもしろさが知りたいわけじゃなくて用件を知りたいの‼︎よ、う、け、ん‼︎」

「お前まだ杉田晴人のこと気にしてんの?」


「そうなんじゃない? 」

図星をつかれてさらに頭にくる。
こんな単刀直入に言わなくても





「あいつさーもう新しい彼女できてんの。
まあ一応あいつのサッカー部の先輩だから俺知ってんだけど
その彼女知りたくは…ないよなー「「いや、知りたい‼︎‼︎‼︎」


「元彼のストーカーか(笑)
まあいーや。あのなんだっけ?2年の佐藤美香とかいう子だよ。」



元彼という言葉の現実と
新しい彼女の登場で私の悲しいはどん底に




2年の美香ちゃんは知っている。

あこのバスケ部の後輩で先輩から好かれる私にもあいさつをくれる子。





あのいい子か。





でも次にあんなに私をばかにしていた芹沢くんが言った言葉は意外だった。









「お前さ。よかったじゃん。
愛がなくて付き合うよりさー。
男は杉田晴人だけじゃないだろー?だからあんまぼーっとすんなって!
な?なんか見てるこっちがぼーっとするし!
俺も隣だから心配とかすんだよ。桜田だって心配してんだろ?」



もっとばかにされるかと思った。





わざわざ授業を大爆笑にしてまで芹沢くんが言いたかったこと。





そうだその通り。あこだって心配してくれてる。








いい加減前を向かなきゃいけないときだ。






「なんか心軽くなったかも。ありがとう‼︎よし、頑張るか!」






「おぅ‼︎頑張れよ」







そのとき丁度よくチャイムがなり授業が終わったと同時に
何かがはじまった気がした。











チャイムの音は恋の音。




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