恋の音〜本当の恋まで〜



体育の後だから。

自分にそう言い訳して数学の時間はぼーっとした。


たしか私ぼーっと病だったっけ?

きっとそのせいだ。




はやく終わらないかなー。



授業の終わりのチャイムはあの日のチャイムを思い出す。
芹沢くんとの恋の音。




もう、話しかけてくれないの?






キーンコーンカーンコーン♪〜


やぁっと終わったー




あこを…起こしに行くか!




あ、芹沢くんも寝てる。
ちっちゃいな。

まつげながっ


かわいい



「ねー、優宇。
優宇だれ起こしにきたのー?
芹沢ー?ねーねー」


「あ、あこ起こしに来た!
おはよ」

「そっちは芹沢の席だよ。あたしはこっちー。」

「…ってへ☆」

「優宇はあたしより芹沢選ぶんだーー」

「いや、あこが大事だよ‼︎」


あこはすごくかわいい顔していじわるだ。
「っせー」


明らか怒った雰囲気の芹沢くんの声。


「え''、なっなんか喋ったよ…」

「そりゃ芹沢だって喋るよー
優宇うるさいんだもん。」