彼と私と私の姉





「柚、柚じゃない?こんな時間になにしているの?」




まさかここで会うとは思ってもみなかった。







心の準備もできてないのに…っ







小さく深呼吸しながら落ち着く。










この、おしとやかな喋り方の時は、周りに友達が居るって証拠。





最も、お姉ちゃんがその人達を友達と思っているかはわからないけど。







「う、ん…お姉ちゃん、は?」




私が戸惑いながら返事を濁し、聞き返す。





遊んでた、 なんて言えない。






「ふふっ。今日は、お友達と遊んで来たの。」





…キレイ―





妹で、女の私でも綺麗と見惚れるほどの微笑みだった。







それほどの容姿を、お姉ちゃんは持っている。









「秋菜さーんっ!」





後ろからお姉ちゃんを呼ぶ声が聞こえる。





お姉ちゃんの友達だ。




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