「潤子~!!こうしちゃいられないわ!あんた、お洒落する必要があるわよ!」
「え?」
「そのボサボサの頭とやる気のない服装を何とかしなくっちゃ!」
「・・・」
ああ・・・凄い勢いで、また言葉が突き刺さったわ・・・。私が目の前で突っ伏しても、姉はさらっと無視した。
「よし!今日は買い物と美容院よ。潤子、どうせ来月初めに結婚パーティー出るんでしょ?だったらもう今日、髪も整えちゃえばいいわ!」
―――――――え、ちょっとちょっと。
私はいやいや、と声を出す。それは小声だったけど、ちゃんとした反論になるはずだった。だけれども自分の思うとおりにするということを人生の最大目標に上げている姉にはそんな小さな呟きは勿論通じず、やる気満々になった彼女は本日の予定をここに宣言したのだ。
潤子、外見改造計画、発動よ~!!!
「・・・・」
――――――――目頭切開でもして鼻ももうちょっと高くするってこと?嫌味として、そう言ってやろうかと思った。ま、言えなかったんですけど。
変身前の私。髪の毛は肩までで美容室に行くのは半年に一度ほど。それすらもしなくて、鏡の前で自分で毛先を整えるだけって時も数年あった。



