もう一度、歩きたい〜claireの切実な願い〜

他の先生も理解を示してくれてた。

でもやっぱりどうしても日に日に私の体は思うにうごかなくなってく

座布団を3つ買った。
学校の自分の席のお椅子に常につけておく用。
座布団落ちるって話をしたとき、お母さんが手縫いでゴムに付けてくれた

もう1つは移動教室でも使えるように。体育館でも使ってた。ようするに教室移動する私は座布団を抱えてそのうえ教科書類も持っていた。

もう1つはお家のお椅子に使う。奏汰くんがやたら気に入ってたりして振り回して遊び道具にされてるときも、勝手に昼寝道具にされてる日もあったけど。


自分の席の座布団はなんでか人気だった。みんな勝手に私の椅子座ってた(笑)みんなも奏汰みたいだ、なんて思ったのは内緒。


教室移動するのに大荷物な私とフラフラしてて歩くのも遅い。
それでもクラスメイトは支えてくれた。

教科書類持ってくれたり、私の歩くペースに合わせてくれたり。それで遅刻するときもあった。
ごめんね、私のせいなのに。
私といると遅くなっちゃうから先に行ってていいよ、って言ってもさみんな私の遅い階段降りるのそばついててくれてた。
みんなで遅刻怒られちゃった(笑)「そんなに人数いらないでしょう!」って先生(笑)
移動中は、みんないろんなお話ししてたなぁ。

小学校三、四年生のときみたいに人気者になれたようにすこし感じた。嬉しかった。友達なんか、って突っぱねてた自分が嘘みたいに、クラスメイトの優しさにのまれていた。

甘えてごめんね。でも嬉しかったのありがとう。本当にありがとう。あなたたちが居なかったら、私通ってなかった。


にしても装具つけてふらついた足で座布団を両手で抱えていつもの青いポシェットななめにさげて歩く私の姿、おかしかったのかな?
すれ違う先生がなんで座布団持ってるの?(笑)って笑ってた。笑って返した。確かに変だったかもしれない、


廊下を歩いてると何もしてないのに「大丈夫??」と向かいざま歩いてくる子や、先生に、聞かれることがある。
自分では気づかないほど、私の歩行障害は進んでいた。