プールに行くとき、

本当はプールが大嫌いな私も先生の抱っこで連れて行かれると
不思議と怖さは半減してた。


いつも着替えが人一倍時間かかるとろい子だった。

一番最後になってしまう。

そんなときも佐藤先生はいつも私の着替えを手伝ってくれて待っていてくれた。

意地悪な体育の先生は「もうのんちゃんのお弁当ないかもね」とか冗談言ったりする。

それで泣いたこともあった。

冗談を信じてしまうぐらい、

私は素直な子だった。(笑)


そんなときも佐藤先生はいつも

「大丈夫だよー、のんちゃんのお給食はちゃんとあるからね」

と言って涙を拭ってくれた。


のろまな私に最後まで付き添っててくれる。


佐藤先生が大好きだった。


だからいつも先生と過ごしてた。

友達のいない私は先生が唯一の依存できる相手。


先生は遊びの時間、ひとりぼっちの私を抱っこしていろんなところ連れてってくれたりした。

というのもほとんど違うクラスに連れて行って色んな先生に会わせてくれるんだけどね。

けれど、佐藤先生とは年少以来さようならになってしまい

それから年中年長になってからは一人ぼっちだった。