ただ、中学三年生のとき受験に対して思った不安は
受かるか落ちるかよりも、もしもこの受験に受かってしまったら、受かったその先を私はどうやって生きたらいいのだと

どうやって生きなくちゃならないのかと。

受かるために受ける受験を恐れてた。受かりたくないのが本音だった。
受かったその先の見えない不安に怯えてた。

中学へくるにあたっては小学校の連中がいないというのを確信していたから
なんとか通ってこれたようなもので
中学のみんなが優しすぎて、優しさに甘えないようにいつも
突き放してたけど、

結局それだって
自分を傷つけられる前に。
という自己防衛機能。


高校は小学校どころかどこの中学の人がくるのかもわからない。

ということは

小学校の子に再会する可能性だって

ゼロじゃない。


もしも、受かった先にあいつらがいたら。



そんなの考えたらもう逃げ出したい気分で毎日泣きまくってた。


牧場にも逃げられないし専門学校やタレント養成所やタレント事務所など
そんな場所も逃げ場になんかすらならない。



ひとりぼっちの私。


どこに逃げても逃げきれないことが分かった。


同時に周りの期待する自分で居なくてはと期待されるたび、増える重いプレッシャー。