父親が家の中で怒鳴ること暴れるが頻繁になってきた。

姉が中学上がってからしょっちゅうだったけれど。


父が姉を殴る。

殴る蹴る。

ものを投げる、ものを壊す。



ある時、喧嘩してた姉と父。

なんだ、また喧嘩か。親子喧嘩なんてよくある話だ。なんてね。


うちの家の喧嘩は普通じゃないことくらいわかってた。時には理不尽に一方的に母や姉に暴力を振るう父親だから。


父は姉を殴り飛ばして姉は吹っ飛んだ、床に叩きつけられ

口の中が切れて口から血が流れ出ている。


お姉ちゃん、立ち上がれないみたい。

それでもまだ父は姉を怒り続けていた。姉に怒っているのか何に怒っているのか、わからないけどとにかく怒り爆発状態。

姉のお腹を蹴り続ける。



そんなとき決まって全て私が止めに入ってた。

暴力を受ける姉を抱きしめて「やめてよ!もう分かったから、お姉ちゃんをこれ以上傷つけないで。お父さん、やめてよ、、、。大好きなのに、こんなの私の大好きなお父さんじゃないよ」そう言って毎回勇気出して姉を守ってた。


だって姉が口から血出してる姿見たら誰だって止めに入るだろう。

女の子なのに手をあげる父親が許せなかった。



今でも一つ一つ思い出すと涙が出そうになる。


血が出なくても同じようなことは殴って蹴るパターンは3回くらいはあった。

姉が吹っ飛んだ勢いで扇風機が倒れてバラバラに壊れたりした。姉が破片で怪我しなくてよかった。


それでも蹴ろうとする親父に私は「いい加減にして。蹴るなら私のこと蹴っていいからもう、やめて。」って姉の上に覆いかぶさってそんなことを言っていた私。


私が覆いかぶさってる隙に姉は部屋へと逃げてくれた。

ほっとしたのもつかのま、父は逃げ込んだ部屋の姉に向かって叫び激怒する。

出てこいと何度も怒鳴ってる。叫びまくってる。


出てこないとわかると今度は、物にやつ当たったりドアを壊したりする。

でも父はすぐに何もなかったかのようにケロっと忘れて普通にいるのが当たり前だった。

次の日の朝とか、昨日のことは何も覚えていない

すまなかったと謝る父の姿何度見たことだろう。何に対して謝ってるのかも分かってないのに謝るのか?
酔ってたといえば全て大人は許されるのか?

壊すことが暴力だけが父親の教えてくれたもの。壊すこと、ものにやつあたることが、暴力だけが愛なのか?