中学では女子は優しく接してくれるけど男子にはからかわれること多かった。


「喋り方が変」とかね。

喋り方を真似されたりした。


ちぎった消しゴムを後ろからちまちま投げつけてくる男子がいた。


馬鹿だ。アホだ。



階段でよくすっ転ぶようになった。

上りの時、つま先が階段にぶつかってそのまま足がもつれて転ぶ。

しょっちゅう転んでた。



通りすがる先生や先輩などが「大丈夫!?」と手を差し伸べてくれたり心配してくれるけど、とても恥ずかしかった。

漫画じゃないのに、漫画のような転び方。

ドジなんだかよくわかんない。


ただ、どっか普通では無いのは薄々気づいてきた。


普通ではないことが「病気」だということには考えは繋がなかった。


ただ馬鹿だとか他人より劣ってるとかそんな自分の価値下げるような考え方しか出来てなかった。



病気かもしれないなんて思ってもなかった。