卒業直前に前はとっても仲良かったKちゃんと一緒に帰ったりするようになった。

それでも以前のような仲良しさは無い。


よそよそしい。

とても距離を開けて一緒に帰る。


この距離は私とKちゃんと離れてしまった心の距離をあらわしてるみたいだね。


KちゃんのほかにAちゃんとかもいた。


わたしは卒業直前いろんな子が寄ってくるから

勇気を出して聞いてみた。



・・・ねえ、私をいじめてた理由って何?

本当の理由って何??

わたし何かした?

別にいじめてたこと問い詰めたいわけじゃなくて、私に悪いところあったなら言って欲しい。教えてほしい。



そう言ったらある子は言った。


「みんながいじめてたから、周りに合わせてた」

「喋り方がきもいから」

「ガリガリで気持ち悪いから」

「歩き方が変だから」

「運動音痴で勉強も出来ないから」

なんか、聞かなきゃよかった。


喋り方がきもい、喋り方が変だからって

いうのがどうしても私には納得いかなくて

この時の言ってたことが、今になって病気の症状だってことに気づいた。


それにしても私が何かしたことの復讐とかじゃないし、

私が直せるようなこと一つも言ってないからムカついた。


ガリガリで気持ち悪いってなんだよ、それ。



結局みんながいじめてたら流されるような人間ばっかなんだなって、妙に冷静になってた。


「そっかぁ。」って言うと


「あ!でも今は別に私たちなんとも思ってないから、そんなの気にしなくていいよ!」みたいに言い訳するのが更に見苦しい。


どうでもいい。ほんと、どうでもいい。

あんたらみんな死ねばいいのにって私は思った。

それは本気で思ったのかどうかわからない。。



いじめのリーダーグループになんか言われるの覚悟で

興味本位にでも近寄ってきてくれて私の聞いた事にしっかり答えてくれただけでもいいや。


本当に聞きたかったMちゃんに聞けない自分が情けない。

しもべの奴らにつるし上げて聞いたってどうしょうもないのわかってるのにね。


Mちゃん本人に聞けなかった私が一番最低だと思うから、この子達を責める権利なんてどこにもないよね。。。。

それでもムカついた。


とりあえず私はサバサバしてるKちゃんが

大好きだった。本当はずっと親友だと思ってたのに、ずっと親友でいられるだと信じてたのに。

Kちゃんに無視されたことはすごく心深く傷ついた。


でもやっぱりこうして戻ってきてくれた。

元には戻れないけど。それでもいい。

1センチでもいい戻ってきてくれたことが、私がKちゃんの中にいれたことが嬉しかった。


卒業するまえにKちゃんと会話が出来てよかった。


他の子達も私と少しでも話してくれたの嬉しかったよ、ありがとう。



許せるはずないのに、

許せないのに、


今こうして少しだけ許せてる自分がいる。


あの時の自分が消えちゃうよ。


どんどん半透明になって無かった存在になっていく。


あの時の私が消えていく。

私が私の存在を消していく。



憎しみで溢れかえっていたはずがいつのまにか、、、




なんでよ。