小学校も卒業が近くなった。


私は学区外の中学校へ行くことになった。


中学校なんて行きたくなかった。

行くだとしたらとりあえず誰も知らないところへ行きたかった。同じ小学校の子がいる学校は絶対行きたくない。


○○○中学校を選んだ理由は大好きな憧れのShioriちゃんが通っている中学校だから。

でも私は馬鹿だ。

選んだ当時は在籍していても私が入学する時にはShioriちゃんは卒業しているということに気が付くのが遅かった←


だからそのことに気がついた時、しまった!騙された!!
って思ってヘコんでもう行きたくないに気持ちはすり替わってた。


……もちろん誰も騙してなんかないです。(笑)


いとこが学区内なので母はここがいいんじゃないかしらと勧めてくれただけみたい。

今思うと美月ちゃんが居てくれた3年間とても心強かった。


私が学区外の中学校へ行くという噂はすぐに流れて、みんな少し困惑していた。

どうして?って聞かれたりもした。

まさかそんな遠くの中学に行くとは誰も思いもしなかった。みたいだった。。


卒業間近にさしかかって

気持ち、少しみんなが私に優しくなった気がする。


いじめもあれほどひどいことはなくなった。

きっとみんな受験勉強でストレスたまってたりしてたのかもしれない。


私はそんなの知ったこっちゃない。



このクラスに2年間どれほど傷つけられただろう。

「ガリガリでキモい」「喋り方が変で気持ち悪い」ってみんなが言うようになった。

それでも私は最後まであの子のことだけは信じてた。

どんなに卑怯な手使ってきても、
どんなに敵が増えても、

その敵があの子が仕組んでいると知った時でも。


いつか私の元へ戻ってきてくれると、ごめんねが聞けると信じてた。

悔しかったし、たくさん泣いたし、たくさんあの子を恨んだ。

今でも恨んでる。かもね