私にとってF先生にいくつも褒められたことは誇りであり、
自信になっている。こうして歌手を目指す上での自信につながってること確か。


F先生にいつかお礼を言いたい。

いつか私のライブに招待したい。



でも私は本心怖い、、
先生の目に映っていた私はどんな子だったのだろうと。

どんくさくてなにやってもダメで、急にクラブ活動来なくなった

嫌になって投げ出したんだと思われてるかもしれない。


実際、クラブを変えたことが、そういう答えになってしまってるだろう。



私はあれほど悔しい思いはない。



F先生の目に映る私が「フルートが出来ないからやりたくなくて逃げ出した子」と映っていたら…

と思うともう会うことすら、ためらうよ。


弁解するすべもなかったあの時。

誤解されたままかもしれないし、それでもいい。


それでも私は下手だけどフルートが大好きだったし、歌うことも大好きだった。

先生の音楽の授業もクラブ活動での厳しいレッスンも大好きだった。


「終わり良ければすべて良し」と必ず言っていた先生。


「有終の美」を、、、がいつもコンテスト前のみんなへかける言葉。

とっても鬼みたいに怖い先生が、いうその言葉の込められた深い意味に私はいつも心からありがとう思っていた。