とある日、

母とヘルパーが「ハエいる!」なんて言うから私は号泣。

泣きまくり。


ヘルパーはびっくり。


「そんなにハエがこわい!?大丈夫だよ」

って笑いながら言うヘルパーに



「は、は、はえ、ハエが、、、アタマ、、、髪の毛に髪の毛、、」ってもう言葉にならない私。



母「大丈夫だよ、ついてないよ」

のん「ついた、切る、、髪の毛切る切って、、、嫌だ、、、切ってください」

ヘルパーさんは「何言ってるの?大丈夫だよ」ってなだめるけれど
私の中ではどんどん違うものになってく。


「怖い、、、怖い、、、やめてよ、、みんな言う、、、切らなくちゃ、みんなに言われちゃう。髪の毛いらない、やだ、、やめてよぉー!!!みんなが言う、怖い」ってパニック起こす。



母はそんな私を見て昔の私の姿を思い出したのかな?嗚咽をあげて、涙流す母。

「違うの、もうあのときとは違うよ。もう誰も言う人いないから大丈夫だよ」って言う母。

「?」ってキョトンとなってるヘルパーさんに過去の出来事を説明する母。



ヘルパーに何を言ったんだろうね、パニックで全然聞いてない。

でも気付いたら「思い出しちゃったんだね、怖かったんだね。つらかったね、つらかったね」
ってボロボロ涙こぼして私を抱きしめてるヘルパーさんがいた。


ヘルパーさんが号泣してるなんてビックリした。

パニックなってたのにそれだけはおぼえてる、衝撃でかくて。



・・・ってハエごときで泣いて気が狂ってるように、わけわかんない私の姿のが衝撃的だよね。