漢字のテスト、私だけ何回再テストをうけても
合格できず間違える。
どうしても覚えることがニガテ。
「野口さんが合格するまでみんなには夏休みはないです」
とか先生が言うからクラスのみんながいっせいに怒り出す。
またへんなプレッシャーで失敗する。
泣きそうになりながら何回も受けてなんとか受かった。
ランドセルをうしろの棚に入れても床に落ちてたり、男子がボコボコに蹴っ飛ばしてたりする。
私がそれを見てようがおかまいなしに。むしろ私の反応リアクションを期待して嘲笑いながら。
拾おうとした腕を蹴っ飛ばされたこともある。
私がいじめで一番怖かったことは
転ぶように足を引っ掛けたりして私が転んだり
突き飛ばされたりが怖かった。
突き飛ばされるのは
集会や朝礼とかで並ぶのに
男子が男子を突き飛ばして私に当てるの。
私にぶつかってきた男子は「野口菌がついた」とか言って、
わーわーしてるだけで謝ることはしないし。それどころか違う子をまた私にぶつけてくる。
私はそれで何度か転んだりした。
突き飛ばしてくるのは平地だけじゃない。
階段でされたときは
恐怖のあまりにもう、わざわざ違う学年の階段
使って帰るようになった。
靴の中に石を入れられたり画鋲が入ってたりするので
履く前は必ずとんとん、ってして確認してから履いてた。
この習慣は私が自分で靴を履く限りずっと抜けなかった。自然とそうやってしまう確認しないと安心して靴も履けなかったのです。
ある日上履きなかった時、私は探す気力もなく
フラフラと教室に行って、黙ってそのまま席についてた。
「野口さん、上履きは?どうして履いてないの?」
と先生が言うので
「下駄箱になかったので履いてません」
って言ったら
「野口さんの上履きが見つかるまでは授業しません。いまからクラス全員で探します」
とか言い出した時は
本当に背筋凍った。
何言ってんだこのババアは。
頭イかれてんじゃないか?ってすっごく担任の先生のことがムカつくというか憎悪。
ここにこのクラスの中に犯人がいるのに。
もちろん案の定すぐに出てくる上履き。
誰が見つけたの?と言っても誰も何も答えてくれない。
集団の女子がここにあったよ
とか言ってるだけ。
で、私は何故か先生に
「あなたのせいで授業の時間が…」みたいなことをベラベラと言われて
“ みんなに謝りなさい ” と言われて、みんなの時間を取ったこと謝罪をした。
私は今でも一番許せない一番の原因はこの人だと思う。
いじめてたやつよりも、この大人が憎くて許せない。
イジメに加害者なってた子たちのことは恨んだり憎んだりの感情はない。許せないし許さないと思ってるけど。