実は前途に書いた通りボロボロの足乗せが、
壊れてちぎれた拍子にその勢いで私の足は車輪の中へ一直線。
運良く?運悪く?
車輪は高速回転していたので
すぱっと入って足が収まってしまったのだ。
で、そのことに気がつかない父はペダルを……
父は
泣き叫びながら背中をポカポカ叩く希がいて
何が起こっているのか把握できず
とりあえず
自転車を降りて後ろを振り返り
私を見た父の顔は一気に顔面蒼白になった。
急いで
「ごめんなごめんな、ちょっと待ってな」
言いながら
車輪をそーっと元に戻して
足をそーっと引っ張り救出する。(笑)
ポトリ、と音を立てて私の靴が地面に落ちて
真っ赤になってボロボロになってる靴下の私の足が
父の掴んでいる手にあった。
靴を拾い上げ、履かせようとする父。
「痛いよぉ(;_;)」
というわたし。
結局、怪我した側の靴は履かないことにした。
その時見た靴は、靴だったのかわからないほどに
ボロボロになっていた。
靴を履いてなかったら足はどうなってたんだろうと考えただけでゾッとする。
ってこれはホラー小説を書きたい訳じゃないのに、話がえぐい。ごめんなさい(笑)

