小3になると私はだんだん算数が本当についていけなくなって行った。


算数がとても出来ない。

2年生も苦手だったがカンニングしたり誤魔化したりしてた。



体育も、ボールを使う授業が苦手だった。


縄跳びもできなかった。

走るのなんてもっと苦手。



なんかどこか不器用な感じが目立ち始めてきた。

何をするのでも不器用で運動音痴な感じ。


悔しい。なんでみんなは出来て私だけ出来ないのだと、

もどかしい思う私の違和感は少しずつ出てきた。


星の観察で星が見えない月が見えないことに気がついて、

視力が悪いことに気が付いた。


一番席の前とか前の席が多いから、

黒板が見えにくいとかで不便を感じることはあんまりなかった。


見えない時は見えないって先生に言ってた。

先生の黒板に書く字はいつも右斜め上に曲がっていた。


「先生!文字が右にあがってるー、まがってるよ!」

と言うと周りが爆笑してしまい先生は

「先生の気持ちがいつも右上がりですから!(常に向上心であることの現れだと)」
みたいな言い訳しててみんながきもーいとか変なのーって言ってた。


私はお腹痛くなるほど笑ってた。