小3のとき、クラスに意地悪な子がいた。

Aちゃんだ。その子とのことは、最初はくだらなかった。

私の給食の食べ物を交換して欲しいと言われて「嫌だ」とはっきり断ったときに
後ろに置いてある本棚の本のタイトルを読んでって言うから
後ろ向いて読んでる間にすり替えられてたということ。

今思うと私ってなんて単純で引っかかりやすいんだろうって思うよね。

だんだんとその子から嫌がらせを受けることになる。


物を無くすことが多くなるのだ。

意味不明。

意味不明なのに傷ついてた自分がいた。


傷ついてたのは私だけじゃなかった。

違うクラスメイトも被害にあっていた。


だんだんとAちゃんはSさんを巻き込んでは自作自演のイジメをやることになった。

AちゃんとSさん2人が誰かからイジメや嫌がらせを受けているという設定??


ある日2人の元に謎の手紙が届いた。(めちゃ可愛いメモ帳だった…

匿名での誹謗中傷の手紙だった。

Sさんは号泣してその場で肩を震わせてしゃがみこんでしまった。

Aちゃんは悲しそうな演技はして泣こうと泣く真似をしようとしていたけど無駄だった。

もういい加減周りは気づいていた。


「この字、絶対Aちゃんのだよね」

って、もう確信犯になってた。

誰も泣いてるAちゃんの味方をする子なんて居なかった。

くだらない。

バカバカしかった。


聞くとSさんはAちゃん含めて遊ぶ時持ってきたお菓子がなくなることがあって

Aちゃんを見るとポケットにお菓子を詰め込んでたりカバンに盗んだお菓子が入って溢れ出てたりしてたというのだ。

それも1度だけの話ではないらしい。

タチが悪い奴はいるもんだ。

ある時、何かブチ切れた私は放課後その子の家の前で

「うっぜぇーんだよ!このブス!!調子に乗ってんじゃねえよ」

と叫んで出てきたAちゃんが怒ってるのを無視して言い去って帰ってきたことある。

喧嘩なんてものはしょっちゅうしてた。

この頃から私は気が強くて、一回キレると怒りを抑えられなくなってた。