そう思っていたら田中れいなちゃんと現役の子の誰かがれいなちゃんにひっついてこっちへ歩いて来たとお母さんが言っていて、
それまーちゃん、佐藤優樹ちゃんだよ!って言った。
メイクの人にも私がどれだけモーニング娘。が大好きなのかを話してた矢先なので、一旦メイクを中断して挨拶してみようと言われて
私は声を出した。勇気を出して、声量のない言葉もはっきりしない声で
「まーちゃん!」「れーなちゃん!」と叫んだ。
精一杯の声で叫んだ。
でも届かない。
代わりにメイクさんも母も手伝って叫んで呼んでくれた
私に気づいたれーなちゃんはこっちに向かってきた。
憧れの人がここにいる、私に話しかけてる。
言葉がうまく出てこなくて、涙となって私の想いはあふれた。
人生がこんなに苦しくて、苦しくて悲しみでいっぱいだなんて、不公平だなんて嘆いてたそんな自分が情けなくなる。
れーなちゃんは私の涙を見てメイクが!泣かんと!と私をなだめてくれた。手をしっかり握りしめて、今日は頑張ってねと応援してくれた。
そしてもう一人、やっぱりまーちゃんでした。(笑)
まーちゃんも今日はよろしくお願いします。と握手と挨拶してくれた。
二人が去ったあとお母さんがメイク道具のほうへ車椅子の向きを直してくれた。お母さんも泣いていた。
「ごめんね、泣いちゃったあ。メイクとれてない?」
メイクさんに笑って言ったら、
『メイクなんて何回でもし直すし大丈夫だよ。それより私まで泣いちゃったからメイクちょっと待ってね。』
メイクさんまで泣かせてしまった。
れーなちゃんすごいなぁって思ったし、私も人の心動かせるような人になりたい強く思った。

