幼稚園の年中になるときマンションに引っ越した。

年中のとき、指をトイレのドアのチョウツガイでこゆびを挟んだ。

姉がトイレのドアを閉めた時に挟んだ。


私が泣いて叫んでも開けてくれなくて、手は取れなくて

開けてくれた時には小指はベコっとぺちゃんこになっていた。

血がだらだら、、、

母に泣いて訴える私とビックリしながら泣きそうになる母。

その二人の横で何故か一番泣いている姉。

血が出てるの見て怖くなったのとのぞみへの申し訳なさで泣いてたんだと思うけど

母は泣いてる姉に

「あんたが泣くことないでしょ!!痛いのはのんちゃんなんだよ!!どうするのよ!」

と感情むき出しで叱る。


病院行ったけど医者までおどおどするほど小さいゆび。

「本当は縫ったほうがいいけど小さすぎて僕には縫えません」

と言われて

縫わなくて済む傷口に貼るテープ

みたいのを貼って

毎日消毒通った。



いまでも少し傷あとある。


3人ともあの時の恐怖と衝撃は忘れられないだろうな。一生。


なんでもないことでちょっとしたことで子供は怪我する。

怪我した本人よりまわりの大人のがショックだったりする。

母はそのときのことをいつも

「もう折れちゃったと思ったし指取れちゃうかと思ったんだよ」

って言う。


私は挟んですぐは痛かったから泣いてたけど

その後は泣くこともなく、さほど痛みを訴えることもなかった。

子供ってそんなもんなのかもしれないね。