そんなことを口にしてるものの、私の症状があきらかに木藤あやさんどころではないことに自分で気付いていた。
「本当にこの病気なの?」その疑問は常に消えなかった。

それでも病気をわかった時の自分は正直ホッとしていた。自分が悪いと思って生きていたのが180度変わった。良い意味でも悪い意味でも、私の人生180度変わったのだよ。


昨日出来ていたことが出来なくなっている。

そんな毎日が怖くなる。

お父さんは学校へ行けと言ったけど、私が精神的にも身体的にも学校へ行かれない状態なのはお母さんのがわかっていた。

高校の担任もそれには理解を示してくれていた。単位が足りてるし、真面目な私ならいくらでも休むことは大丈夫だと。


トイレと布団を行ったり来たりの毎日と毎週末病院へ装具作りに通う。
再入院はしなくていいらしい。
でもこんな状態で私はこれからどうすればいいのだ?

生きてるのに死んでるみたいな毎日と学校へも行けない出来ないことは増えてく毎日に死にたい欲望に負けそうになりながら必死で涙を毎晩こらえていた、


夜の布団中は寒くてあったかくて、もう死にたい感覚だけでもう心がいっぱいいっぱいなのに、
布団には邪魔してる
重たい大きな犬がいる。

奏汰のためにも私は死ぬわけにはいかない。

奏汰だけが私の心の支えで、こうして学校へ行かれない時間も、奏汰と過ごせなかった1ヶ月を取り戻すみたいで楽しかった。


いつの日か家の中なのにすっ転んでしまいその日から歩くときはお母さんの介助必要とした。

そのうち立ち上がることも難しいくなってくる。

2月、完全に自分一人じゃ到底立ち上がることできなくなった。


食べることもフォークとスプーンを持つのが精いっぱいで、箸は思うように使えなくなった。
フォークも軽いものだと手が勝手に動いて吹っ飛ぶことがわかった。

何やってんの〜?笑
と笑うお姉ちゃんの声で悲しくなり泣き出す日々。

いつまでこんな恐怖と戦うんだろう。

心も体もまいっていた。それはお母さんもそうだったと思う。


お母さん、ごめんなさい。期待に応えられない娘になっちゃった。素直に生きてって言われたのに生き方がわかんなくなっちゃったよ、どうしたらいい?ねぇ、お母さん。
お父さん、ごめんなさい。私せっかくわんちゃん飼わせてもらったのに、夢も叶えますってお父さんとずっと約束したのに
ごめんなさい。

ごめんなさい。

ごめんなさい。病気になんかでごめんなさい。


生きてたくなくなっちゃった

とても死にたい気持ちでいっぱい、自分で死ぬことも出来ないね。悔しいな。


悪夢でもみてるのかな。明日には治ってる、明日にはこの悪夢から目が醒められるよね?