退院してわたしはおうちに帰ってきた。
なんだか家族の対応がいっきに変わった気がする。
みんなに優しくされればされるほど、何故だろう。わたしの心はつらくなった。
心が痛くなった。
もうのんちゃんどこにもいないになったような感じ。私は私じゃない体で生きてるような、生きてるのに死んでるみたい。
奏汰だけは、優しくなかった。
当たり前だ。私は息子同然に可愛い愛おしいこの子を、置いて勝手に1ヶ月もいえを留守にした。
そして、私のためにお父さんやお母さんが留守にすることも多かっただろう。
お姉ちゃんくらいしか、奏汰くんは私の入院中はまともに相手してくれなかっただろう。
その証拠にお姉ちゃんに散歩頼み始めた頃の嫌々した感じがほとんどなくなってた。
むしろなついてる。
え?、!!!私よりなついてる?
そんな馬鹿な。気のせいだよねー。
私以外見向きもしなかった、かなくんがそんなわけ
あった。
そんなわけあったよ。お母さん。(笑)
むしろ私嫌われてる?
初めて奏汰に無視された。
初めてあからさまに嫌われた。怒られた。
それこそ噛んだりはしないものの、にらみつけたり、来るなオーラ出してたり、不機嫌そうな顔したり、私を避けたり、カメラ目線が得意なのにカメラ向けるとわざと顔だけそっぽ向けて背中しかみえない。
名前を呼んでももう私のところへ来ることはない。
手を差しのばしても、触られたくないよと逃げ出す。
そんなときこらえてた涙は一斉に溢れ出した。
来空『かなた、私のこと忘れたの?ねえなんで無視するの?かなた。かなた!かなくん。。。ごめんなさい、ごめんね。かなた。嫌わないで。無視しないで、のんちゃん悪かったよね。最低だね。』
家族が切なそうな顔をしながらフォローしてくれる
ママ「こら!かなたー、のんちゃん帰ってきたんだよー!おかえりーって!」
姉「いい子にしてたよー!ねぇー、かなた〜!ほらおいで!」
お姉ちゃんが奏汰を呼んだら一目散に駆け寄る。
泣いとる私を見て「泣かないの〜!ちょっと寂しかったからすねちゃっただけだから!大丈夫だよ。」と母はいうけど、私はつらいです。
お姉ちゃんが抱っこしてる。
姉「捕まえたからほら、のんちゃんさわりなよ!いい子いい子してあげて」って奏汰を差し出す
お尻向けて背中向けてちっともこっち向いてくれないけど、震えた手で、さわった。
入院前と変わらないぬくもり。でもまた大きくなった気がする。
なんだかとっても離れて過ごした期間な気がする。
それにまた涙は止まらない、、、
来月で1歳になるんだもんね。もう立派な大人だよね。
でもまだまだたくさん甘えたかったよね。だって末っ子長男だもんね。ごめんね。
検査入院するよ!だなんて伝えたけどそんなの奏汰には通じないよね。
そんなの人間の自分勝手な都合でしかないよね。
わかってるよ。つらい思いさせたね。もう2度と離れない。
気付いたら世間では大晦日呼ばれる日になってた。
私とお姉ちゃんの二人部屋ではなくなった。
二段ベッドももう使わなくていいように奏汰の前のところにお母さん布団を敷いて用意してくれてた。
嬉しいけど、なんかなぁ。結局なんの病気なのかわかってないし。
でもこのままだと歩けなくなる日がいつ来てもいいようにってなんか自然とそう思ってた。
だから部屋をこの際いっきに片付けることにした。
私の部屋にあった物、すべて整理してどこに何があるかわかるように
歩けなくなってもお母さんに取ってきてほしい物を指示できるように。
私の中学生時代から書き続けたノートはあっという間に十数冊と机の中にあふれかえってた。
すべて誰にも見られないように、お母さんにも見ないで捨ててと言って過去のノートはすべて捨て切った。
なんだか家族の対応がいっきに変わった気がする。
みんなに優しくされればされるほど、何故だろう。わたしの心はつらくなった。
心が痛くなった。
もうのんちゃんどこにもいないになったような感じ。私は私じゃない体で生きてるような、生きてるのに死んでるみたい。
奏汰だけは、優しくなかった。
当たり前だ。私は息子同然に可愛い愛おしいこの子を、置いて勝手に1ヶ月もいえを留守にした。
そして、私のためにお父さんやお母さんが留守にすることも多かっただろう。
お姉ちゃんくらいしか、奏汰くんは私の入院中はまともに相手してくれなかっただろう。
その証拠にお姉ちゃんに散歩頼み始めた頃の嫌々した感じがほとんどなくなってた。
むしろなついてる。
え?、!!!私よりなついてる?
そんな馬鹿な。気のせいだよねー。
私以外見向きもしなかった、かなくんがそんなわけ
あった。
そんなわけあったよ。お母さん。(笑)
むしろ私嫌われてる?
初めて奏汰に無視された。
初めてあからさまに嫌われた。怒られた。
それこそ噛んだりはしないものの、にらみつけたり、来るなオーラ出してたり、不機嫌そうな顔したり、私を避けたり、カメラ目線が得意なのにカメラ向けるとわざと顔だけそっぽ向けて背中しかみえない。
名前を呼んでももう私のところへ来ることはない。
手を差しのばしても、触られたくないよと逃げ出す。
そんなときこらえてた涙は一斉に溢れ出した。
来空『かなた、私のこと忘れたの?ねえなんで無視するの?かなた。かなた!かなくん。。。ごめんなさい、ごめんね。かなた。嫌わないで。無視しないで、のんちゃん悪かったよね。最低だね。』
家族が切なそうな顔をしながらフォローしてくれる
ママ「こら!かなたー、のんちゃん帰ってきたんだよー!おかえりーって!」
姉「いい子にしてたよー!ねぇー、かなた〜!ほらおいで!」
お姉ちゃんが奏汰を呼んだら一目散に駆け寄る。
泣いとる私を見て「泣かないの〜!ちょっと寂しかったからすねちゃっただけだから!大丈夫だよ。」と母はいうけど、私はつらいです。
お姉ちゃんが抱っこしてる。
姉「捕まえたからほら、のんちゃんさわりなよ!いい子いい子してあげて」って奏汰を差し出す
お尻向けて背中向けてちっともこっち向いてくれないけど、震えた手で、さわった。
入院前と変わらないぬくもり。でもまた大きくなった気がする。
なんだかとっても離れて過ごした期間な気がする。
それにまた涙は止まらない、、、
来月で1歳になるんだもんね。もう立派な大人だよね。
でもまだまだたくさん甘えたかったよね。だって末っ子長男だもんね。ごめんね。
検査入院するよ!だなんて伝えたけどそんなの奏汰には通じないよね。
そんなの人間の自分勝手な都合でしかないよね。
わかってるよ。つらい思いさせたね。もう2度と離れない。
気付いたら世間では大晦日呼ばれる日になってた。
私とお姉ちゃんの二人部屋ではなくなった。
二段ベッドももう使わなくていいように奏汰の前のところにお母さん布団を敷いて用意してくれてた。
嬉しいけど、なんかなぁ。結局なんの病気なのかわかってないし。
でもこのままだと歩けなくなる日がいつ来てもいいようにってなんか自然とそう思ってた。
だから部屋をこの際いっきに片付けることにした。
私の部屋にあった物、すべて整理してどこに何があるかわかるように
歩けなくなってもお母さんに取ってきてほしい物を指示できるように。
私の中学生時代から書き続けたノートはあっという間に十数冊と机の中にあふれかえってた。
すべて誰にも見られないように、お母さんにも見ないで捨ててと言って過去のノートはすべて捨て切った。