幼稚園当時好きなものと言ったら

浜崎あゆみとモーニング娘。だった。


浜崎あゆみに関しては曲名も読めないのに大好きだった。

たどたどしく口ずさむほどに。


モーニング娘。は全員の名前も言えるほど、

テレビに出てれば一緒になって歌って踊れるほどに大好きだった。


モーニング娘。や浜崎あゆみがテレビに映るたびかじりつくように見入っていた。

グッズや切り抜きも集めていた。

雑誌や少女漫画など興味ない本まで

モーニング娘。が写っているからっていう理由で

母に買って欲しいと頼んで買ったりもした。


モーニング娘。という存在が

浜崎あゆみという存在がわたしの中では

とても大きくて

これぐらいの年齢になればみんな

浜崎あゆみやモーニング娘。みたいに

なれるもんだと勝手に思い描いていた。


その年になればきっと浜崎あゆみぐらいに可愛くなれるんだとか。

ずっとそう思いテレビの中の彼女たちに憧れを抱いていた。


中学生ぐらいになって
美人になるとか可愛くなれるとか綺麗になるとか

そんな気配ないということにやっと気付いてかなりショックだった。

初めて書いた浜崎あゆみという漢字での文字。

見よう見まねで書いたその字は

モーニング娘。の写真やシールといっしょに大切に部屋に飾っていた。