通学中、よろけることも転ぶことも増えてきた。
通学をやっぱり思うようにいかないときだってある。
立っていることが難しいから座っていると「若い奴がなんで座ってんだ!!このやろー」みたいに怒鳴られてフラフラと立ち上がるとその男の人はビックリした顔するけどすぐ席に座る。
違う席の人がそんな私の姿を見て譲ってくれたり。
満員電車でいつも場所確保できなかった。足が踏ん張れない私は電車の揺れでちょっとよろめいたら大きくすっ転んでしまった。
サラリーマンらしきひとにぶつかったのかわからないけど、ふざけんな!みたいな罵声を浴びせられたのは覚えてる、
あとは、朝電車に乗ったら人混みでちぢこまる私に優先席に座ってたお兄さんが席ゆずってくれました。
偶然譲ってくれた優しいお兄さんだと思ってた。
「ありがとうございました。」
「行ってらっしゃい、気をつけて」
違った。
会うたび、私を見かけるたび、私へ席を譲ってくれる。
しかも優先席を譲ってくれます。
始発から乗ってるのに、なんで優先席をわざわざ?
やっと私はそのお兄さんが私が駅を降りるときに「行ってらっしゃい」と言った言葉の意味を理解できたとき涙が止まらなかった。
私の姿をきっと今までずっと見てきてたんだ。それで同じ時間にいつも乗るから
私の乗って来る車両も入口も分かって、すべてわかったうえで私がちゃんと乗り換えの駅まで行けるようにしてくれた。
そして、それをやさしく見送ってくれてた。
「行ってらっしゃい。気をつけて」
そのことに気付いたときは涙が止まらないし、今もその人にお礼が言いたくて仕方ない、
あなたのおかげで学校に通学できていました。もしもう一度会えるのならありがとうを伝えたい。
学校に行くのやめよう思う日もありました。それでもあなたに朝、優しいをもらうと頑張ることできました。
今はもう歩けない、なんて知ったら驚くよね。そもそもわたしのことお兄さんは忘れてると思う。
高1の私には「おじさん」って思っていたけど、どうだったんだろうか。歳も名前も知らない。
どうかあなたが元気でいますように。いつの日かまたあなたに会えますように。。。
整形外科の先生には杖借りることできませんか?と聞いても杖貸してくれなかった。
そのうち僕の手には負えない、○○病院の神経内科を紹介するからそこへ行って診てもらってきて。と紹介状を書かれて渡される。
わたしは病院へはもう行かないと言い出した。
わたしは気づいてた。でも嘘だと思いたかった。気のせいだと思ってたかった。
思い込みすぎだと思ってたかった。
治らない病気かもしれない…それは常によぎってたのに
「神経内科」という文字を見て確信しちゃった。
怖くなった。
初めて親に反抗した。病院なんて行かない!!!
通学をやっぱり思うようにいかないときだってある。
立っていることが難しいから座っていると「若い奴がなんで座ってんだ!!このやろー」みたいに怒鳴られてフラフラと立ち上がるとその男の人はビックリした顔するけどすぐ席に座る。
違う席の人がそんな私の姿を見て譲ってくれたり。
満員電車でいつも場所確保できなかった。足が踏ん張れない私は電車の揺れでちょっとよろめいたら大きくすっ転んでしまった。
サラリーマンらしきひとにぶつかったのかわからないけど、ふざけんな!みたいな罵声を浴びせられたのは覚えてる、
あとは、朝電車に乗ったら人混みでちぢこまる私に優先席に座ってたお兄さんが席ゆずってくれました。
偶然譲ってくれた優しいお兄さんだと思ってた。
「ありがとうございました。」
「行ってらっしゃい、気をつけて」
違った。
会うたび、私を見かけるたび、私へ席を譲ってくれる。
しかも優先席を譲ってくれます。
始発から乗ってるのに、なんで優先席をわざわざ?
やっと私はそのお兄さんが私が駅を降りるときに「行ってらっしゃい」と言った言葉の意味を理解できたとき涙が止まらなかった。
私の姿をきっと今までずっと見てきてたんだ。それで同じ時間にいつも乗るから
私の乗って来る車両も入口も分かって、すべてわかったうえで私がちゃんと乗り換えの駅まで行けるようにしてくれた。
そして、それをやさしく見送ってくれてた。
「行ってらっしゃい。気をつけて」
そのことに気付いたときは涙が止まらないし、今もその人にお礼が言いたくて仕方ない、
あなたのおかげで学校に通学できていました。もしもう一度会えるのならありがとうを伝えたい。
学校に行くのやめよう思う日もありました。それでもあなたに朝、優しいをもらうと頑張ることできました。
今はもう歩けない、なんて知ったら驚くよね。そもそもわたしのことお兄さんは忘れてると思う。
高1の私には「おじさん」って思っていたけど、どうだったんだろうか。歳も名前も知らない。
どうかあなたが元気でいますように。いつの日かまたあなたに会えますように。。。
整形外科の先生には杖借りることできませんか?と聞いても杖貸してくれなかった。
そのうち僕の手には負えない、○○病院の神経内科を紹介するからそこへ行って診てもらってきて。と紹介状を書かれて渡される。
わたしは病院へはもう行かないと言い出した。
わたしは気づいてた。でも嘘だと思いたかった。気のせいだと思ってたかった。
思い込みすぎだと思ってたかった。
治らない病気かもしれない…それは常によぎってたのに
「神経内科」という文字を見て確信しちゃった。
怖くなった。
初めて親に反抗した。病院なんて行かない!!!

