他の先生たちは気にかけてくれて一緒に遊んでくれたり話してくれたりする。

でも私は同じクラスの子と決まって

誰かおともだちと遊ぶということをしなかった。

幼稚園の中で誰かと一緒に遊んだりなんてしたことなかった。


年長はあまり幼稚園へ行くのが嫌になっていた。

大好きな先生がいなくなって行きたいと思う理由なくなった。


佐藤先生、、、もういない。



年長の担任の先生も2人とも失踪した。。

放棄されたうちのクラス。


年長のクラスには意地悪な女の子もいたり

本当にクラスの雰囲気にも何もかも馴染めなくて、

幼稚園行くの拒否してた。

家を出るとお腹が痛くなったり

気持ち悪くなって吐いたり、頭が痛くなったり。



そんな私でも唯一いつも一緒に遊んでくれてた子がたった一人だけいた。

R君、男の子。

彼も他の子とは遊ばない少し変わった子だった。

R君はいつもひとりで折り紙で遊んでいた子だった。

最初はとなりでそれを見てるだけだった。

「いろんな折り方をしっているんだね」

と私が言ったら折り方を教えてくれたり

自慢して見せてくれたりした。

嬉しかった。

きっとR君も嬉しかったんじゃないかな。

ずっとブロックで遊んでみたかった。

でも、ひとりで遊ぶのにブロック遊びは向いてない寂しすぎる。

それにブロックは男の子たちが占領してて私から手を出しにくい。


男の子だからR君はブロックが得意で男の子たちの中から

割り込んでブロック持ってきて一緒にブロックで遊んでくれたりした。


メリーゴーランドをブロックで作ったりもした。

先生にブロックで作ったメリーゴーランドを自慢した。

ほとんど、R君が作ったものなのにね(笑)

嬉しかったんだ。

出来上がるにつれてみんなが

ブロックで作っているメリーゴーランドに注目して


「何作ってるの?僕にも作らせて」

「私も作ってもいい?」

たくさんの子が近寄ってくるのが嬉しかった。


さっきまでは見向きもしなかったくせに

R君の作るブロックに魅せられてみんなが集まる。


すごいなぁって思った。

恋にも似た憧れを感じたの覚えてる。

わたしはこんなふうにみんなに注目浴びることなかったから本当に嬉しかった。

違うクラスの女の子NちゃんやHちゃんとは幼稚園じゃない時に遊ぶのが多かった。

いわゆるお母さん同士が仲が良くママ友同士の集まりだ。

Nちゃんとはスキーに行ったりもした。


スキー。

私は滑るのが下手だった。

どんなに頑張っても毎年すべりに行っても慣れなかった。


一言でいえば鈍臭い。

実に下手くそだ。


のちに小学校でのウィンタースクールというスキー教室の行事ですべるときも下手くそのままなのだ。

小学校のそれ以来スキーなんて行ってないけれどね。