絞り出したような声。
その声はあたしの心に優しく流れてきた。
なんだ・・
大志はあたしのこと心配してくれてたんだね。
少し手首の力が弱くなった。
あたしは三輪さんを愛してたけど、決して1番にはなれない。
それでもいいって少しは思ってた。
でもね、やっぱりあたしも誰かの1番になりたいよ・・
三輪さんの1番になりたかった。
「それに俺は、美桜とそーいうとこに行って、我慢できる自信なんてない・・」
「えっ?」
「好きな女が目の前にいるのに、何もしないなんて、俺にはムリ」
大志は寂しそうに笑って、教室を出て行った。


