いつもより濃いめのメイクで目を誤魔化して登校した。
なかなか評判もよくて「今日の美桜、テンション高くない?」って驚かれた。
そんなつもりはなかったけど、
濃いめのメイクがあたしのホントの気持ちも誤魔化してくれてるようだった。
友達と楽しく笑っている中、怒ったような顔の大志がすぐそばに立っていた。
「な、何 ?
大志、顔コワイんですけど」
笑ってオドけて見せた。
「ちょっと来いっ」
強引に腕をつかまれ、今は使っていない教室に連れてこられた。
「ちょ、痛っ!
痛いよ、大志・・大志!!」
あたしの少し強い声で我に返ったように手を離した。


