「三輪さん3人兄弟なんだ、いいなぁ!
あたし一人っ子だから」
必死で言葉を探すけどそんなことを口に出すことしかできない。
「あ、あたしもね学校では問題児でね!
数学のテストなんてこの前20点で・・
あっ、つい本当のこといっちゃった」
「はははっ」
三輪さんはビックリするぐらい、
周りの人達の視線も気にせず大声で笑った。
目に涙をためてお腹を抱えて、子供のように笑う。
「へへっ」
あたしは嬉しくて、嬉しくてずっとその笑顔を見ていたいと思った。
こんなにも誰かと同じ時間を共有することを愛おしいと感じたことはないよ。


