「おいおい、ホストで家庭持ちかよ」 相変わらず大志は三輪さんをホストだと思っている。 「そうなの・・ やっぱり憧れが一番いいのよ」 オーナーはさすが大人の意見。 これで大丈夫だと思ったんだ・・ だけどあたしの中の三輪さんの存在は膨らむばかり。 細い長い指でタバコを吸う仕草、美桜って呼ぶ声。 小さなことでも全部覚えている。 体が記憶しているんだ。 目を閉じれば、まるでアルバムをめくるように思い出す。 ただ、ただあなたのことだけを。