「きっと美桜って名前は、お母さんがつけたんだろうね」 「えっ・・・?」 そんな優しい顔で、声で まるであたしの存在を証明するようにキラキラと降ってきた。 見ることはできなくて、触ることもできない。 なのに、あったかいと感じてしまうモノ。 ・・・そんなこと考えたこともなかったのに。 あたしには美桜って名前があって、そしてこうやって生きている。 それは誰にも否定できない事実。 写真で見る「お母さん」を思い浮かべた。 少しだけど、あたしと「お母さん」の距離が縮まった気がしたんだ。