「・・・最近、薔薇は?
買ってないんですか?」
「え、あー、部屋中、薔薇だらけになってきてね、
ちょっと叱られて」
苦笑いだった三輪さんが思い出し笑いのような笑顔を浮かべた。
誰に?
誰に叱られたの?
奥さん??
そんなことを聞けるはずもなく、またオレンジジュースを飲んだ。
違うな・・聞きたくないんだ。
「美桜ちゃんは相変わらず毎日?
一日も欠けることなく?」
「はい」
「そうなんだ・・」
三輪さんはどうしてあたしが毎日、薔薇を買うのか聞かない。
けっこう気になるとこだと思うんだけどな、毎日薔薇を買う女子高生なんて。
あたしに興味がないのか、それとも三輪さんも聞けないのかな?


