「でもね分かってなかったのよ。

自分勝手な恋愛ってゆうのかな、相手の気持ちも自分にあるものだと思い込んで奥さんより優位にたった気がしてたわ。

平等な恋愛じゃなかった、私もあの人も」


まだその人のことを好きなのかなって思った。
いつものオーナーじゃないような、寂しそうな横顔。



「大志には秘密ね」
と笑ってみせた時には、いつものオーナーだった。



大志はゴミ出しに行っていて、ちょうど戻ってきた所だった。

あたしとオーナーが笑っているのを見て、大志は不思議そうな顔をした。




「お疲れ様でーす」

「はーい、お疲れ!
美桜ちゃん気をつけてね。

大志ちゃんと送ってあげるのよ!」

「はいよー」




真っ黒な空に広がる星達。

バイトが終わって空を見上げるのが好きだった。


あたしの居場所はちゃんとここにあるよって星達が輝いて教えてくれてるみたい。