「ねぇ大志、人が創る言葉ってどこまで信じていいのかな?」

「はい??」



今は選択の授業で席も自由に座ってオッケー。


あたしの隣には大志がいて、退屈そうな顔で廊下の方を眺めていた。
先生が背を向けているのを確認してから、大志の耳元で話し始めた。



「例えば、例えばだよ、
また電話するね、て言われたら期待しちゃうよね?」

「社交辞令だろ、普通」


はっきり言われたことにムッときた。



「難しい言葉知ってるねー」
とちょっとバカにしてからまた小声で話し始めた。




「でも相手によるよね?」

「好きな人なら、マジでかけんじゃねーの?」

「好きな人か・・
そんなんじゃないしな」

「何オマエ?
誰からの電話待ってんの?」

「えっあたしじゃないよ!
例えばって言ったんじゃん」

「そう??」


疑いの目で見る大志に内心焦りながらも必死に頷いた。