毎晩、携帯を眺めてはにらめっこ。
微かに携帯の画面に映るあたしの顔は眉間にシワができている。
ボタン一つ押すだけなのに勇気が出ないなんて・・
ベットで寝返りを打ちながら携帯を閉じては開けての繰り返し。
はぁー
バタンッと玄関のドアが開く音がした。
携帯の時計で確認すると11時を少し過ぎていた。
お父さん・・?
耳を澄ますと話し声が聞こえる。
誰か来てるのかな?
あたしはそっと階段を下りていった。
明かりの点いた部屋からお父さんの声が聞こえた。
なんだ電話か、
影からもお父さんが電話しているのが分かる。
あたしはそのまま二階の自分の部屋に戻ろうとした。
その動きが止まった。


