すぐ角を曲がると一気に人通りが少なくなって、 かわいいピンクの看板と花のいい香りが漂ってくる。 あたしが向かったのはその花屋。 ピンクで統一された店は雑貨屋と思わされる雰囲気。 息を切らしながら 「すみませんっ! いつものを!!」 なんて叫ぶ。 また額にかいた汗を手で拭った。 チラッと見た時計は6時5分前 ギリギリセーフじゃん。