「昨日美桜ちゃんも会ったお客さんが、美桜ちゃんにってとっといてくれたのよ」



えっ そうなの・・?



まだ昨日のお礼も言ってないのにな。


もう一度、残った薔薇を見る。
薔薇男さん選ばれなかった薔薇。



きっと薔薇男さんに買ってもらいたかっただろうな。

あたしみたいな女子高生じゃなくて、落ち着いた大人の男の人に。





なーんて ちょっと切なくなっている自分に苦笑い。






一本になった薔薇は相変わらず綺麗な姿で立っていた。