その姿がとても可愛くて、俺は本気で美桜を抱きたいと思った。



さっき抱きしめたぬくもりがまだ、手に残っている。






菜花を裏切っているとか
罪悪感なんて・・

そんなもの美桜と出会った時から感じることはなかった。




不思議な気持ちだけど、美桜を思うと心があったかくなる。




今、俺に必要なのは美桜なんだ。


だけど
そう思っているけど踏み出せない。


もっと、あったかい何かが邪魔をする。

まるで俺を包むように。