夕日が沈み始める頃、俺は美桜とラブホにいた。

その時それが一番、自然な流れのように思えた。



熱っぽい美桜を抱きしめた時、何かが音をたてて崩れた。


今まで分からなかった美桜への思い。


ちゃんと向き合える気がする。



例え終わりを迎えたとしても。





でもそう思っていたのは俺だけで、

美桜は初めてだったらしく不安そうな顔をしていた。




女子高生をラブホに誘うなんて・・

犯罪だな、俺。






後悔している俺に美桜は


「ううん、興味はあったかなみたいな・・
あ、変な意味じゃなくて」



必死で笑顔を作ってくれている。