「勇人、どうだった? あたしの病気? この年で過労はないでしょ?」 クスッと笑う顔を見て俺の不安は消えた。 大丈夫、 菜花ならきっと病気を受け入れても強くいられる。 菜花は強い女だ。 医師から聞いた話をそのまま話した。 俺のセリフも棒読みに聞こえた。 菜花は 「そっか・・」 とだけ言った。 残酷な話だってことは分かっている。 でも俺は自分一人の心の中にしまっておけるほど強くなかった。 なんて自分勝手なんだろう・・・ 辛いのは逃げたいのは菜花の方だったのに。