忙しい日々を過ごすうちに女子高生のことは忘れてしまっていた。 同じように繰り返される毎日だから仕方がない。 仕事終わりに同僚に誘われて飲みに行く。 これもいつもと変わらない俺の日常。 お酒は飲めるし好きだけど、俺は静かなカフェでコーヒーを飲む方が好きだった。 一人でいるほう方が楽だろ? 新入社員の誰がかわいいなんて、 同僚たちの会話に適当に相槌を打ちながら歩いていると 俺の横をあの女子高生が通り過ぎた。 あまりに一瞬で顔はよく見えなかったけど、薔薇の香りが鼻に残った。