そして、現在。
私は小学6年生になりました。
相変わらずキルアは凄くモテモテです。
でも、1つだけ変わった事があります…
キルアが私に“嫌い”って言ってくるようになりました。
いつから私に嫌いと言うようになったのかは分からない…。
だけど、私はまだキルアの事が好き。
この想いは何年経っても変わらない。
けど…
キルアは好きな人ができたみたい。
その人の名前は…かなちゃん。
かなちゃんは可愛いからキルアと合うね…。
こんな私なんかじゃ…無理だよね……。
「……ん…おん…りおんってば!!」
「な、なに!?」
「なに!?…じゃないわよ!
なーに、ボケーってしてるのよ!
あたしの話聞いてた!?」
この子は、みはる。
あたしの大親友で小1からの付き合い。
普段は優しいんですが…怒るとすごく怖いんです…。
「う、うん!
ちゃんとき、聞いてたよ?」
うわー…私嘘つくの下手じゃん。
どうかバレませんようにっ!!
「…りおん…あたしに嘘ついていいのかな~?」
みはるは笑顔で私に言ってくる。
ひっ!!
み、みはる怖いよ!
顔は笑ってるけど、目が笑ってませんよ!?
「嘘なんか………つきました…」
あんな怖い笑顔で言われたらうそつけないじゃん。
この後、みはるからこっぴどく怒られたのは言うまでもない。