「もぉ! なんでりおんは私に隠し事するの!?
私達、親友だよね!?」


「うん…親友、だよ?」



私は今、みはるに説教されてます…。
(2回目なんですけどね)
更にみはるが怖くなった感じがする…。


「本当に反省しているの!?」


してますよ!?
してるけど、みはるが怖いのッ!!

誰か……私をお助けになって〜!



「あたしが怖いの? りおん?
誰も、りおんの事助けないから。」


なんで私の思ってる事、分かったの!?
ま、まさか!!




超能力!!??


「はぁー…りおん、あたしは超能力なんて使ってない。
まず、この地球に超能力なんてもんある訳ないでしょ。



ほんとにあんたはバカだね…」


みはるはため息をしながら俯いた。



「バ、バカ!?
なんで私は馬鹿なのよ!」


「まだわからないんだ…
さっきからりおん、心で思ってる事口に出てるって言いたかったの!!」


「ほぇ??」



うそッ!
私、心の声が口に出ちゃったの!?
最悪だぁ〜……


「ほら、今も聞こえたよ。
ほんとにりおんってばかだよね。
全く……呆れちゃうわ」



「だ、だって…仕方ないじゃん?
私、バカだからさ……」