気持ちに違和感をまま、私は彼の家に入っていった。


「ユウ様!学校はどうなさったのですか」



「あー。つまんなかったから帰ってきちまった」



「言っていただけたら、車をお出ししましたのに」



『今日はこいつと帰ってきたから、車いらなかった。』



私はいきなり腕を引っ張られ、混乱する。


『えっ?あ……お邪魔します!!』



「この方は……?」



「俺の女」




「ユウ様………!あなたは社長に……」


「それはわかっている。でも俺はこいつしか愛さないと決めたから今日、連れてきたんだ。」



その言葉を聞き、私は顔があつくなった。多分、真っ赤だろう。



『……あっ……あたしも………ユウ先輩のこと………愛しているんです………』




「あなた……………もしかして………」



『なんですか…?』


「おい!それは言うな」




「はい………すみませんでした………ユウ様」




いったいなんなんだろう………?



『ユウ先輩……いったいどうしたんですか?』



「……なんでもない。」




『……そう………ですか………』