屋上のキミと






「晴(はる)ー。早く起きろー!学校遅刻すんぞー!」

時刻は午前6時

階段の下から兄貴の声がする…


あぁ…

めんどくっさ……


高校入学して1ヶ月ちょっと。


私、鮎川 晴(あゆかわ はる)。性格は男っぽい…と思う。学校とかではなるべく女子っぽくしてるけどね。


そんな私は、華のJkと言われる時代を楽しんでません。
めんどくさいです。


いじめられてるから楽しくないわけじゃない。

むしろ男女の5人グループに入ってるし。


勉強が大変だからめんどくさいってゆーわけじゃないし。

ってゆーかこの間の中間テスト学年2位だったし。



あー。私若干猫被ってるから?ってゆーか友達と付き合うのちょっと苦手だから?別に仲が悪いわけじゃないからいいけど。



あー。もういいや。考えるのもめんどくさいや。





そう思いながら制服に着替えて、肩の下あたりまで伸びた髪を適当にとかして階段を降りる。