ー魔晶 欄sideー


今朝の5時‥‥

準備完了。


あたしは今、龍樹と翼に電話した

『あ!欄ちゃん!大丈夫ー?(´;ω;`)』


『あぁ‥‥翼‥‥あたしアメリカへ行く』


『そうか‥‥行くのか、会いに行ってもいい?』


「あぁ今から空港へ向かうところだから
まだ間に合う‥‥けど紫王菲たちには

言わないで」


『‥‥わかった『欄さん、会いに行きます』
おい!龍樹!邪魔すんな!

ったくもー今から行くから

待ってねー!』


相変わらず面白い二人だなハハ

行くか‥‥


先生、羚介、紫王菲、透琉、星輝


さよなら‥‥


あたしはバス停へ向かった


あと30分あるな‥‥

「欄ちゃん!」「欄さん!」


「翼!龍樹! 」


あたしは二人を抱きしめた‥‥


「俺たち空港まで見送るよ!」


「ありがとう‥‥」


「可愛い(*´`)」


「ハハ‥‥あ、来た」


あたし達はバスに乗った


「後悔してない?」


「うん」



「そっか‥‥陸から手紙届いた」

「え‥‥うそ」


あたしは手紙を開けた


欄さんへ

この前は本当にすみませんでした‥‥

俺は今刑務所で過ごしています。


欄さんの彼氏に言われました


『逆に兄を苦しめてるんじゃねーのか!!!』

最初は、殺したいほど憎かった‥‥

けど、そんなことをして欄さんを殺したら

逆に苦しめてしまってる。同じことをしている。

そう思いました


本当にすみませんでした‥‥


それにまさか‥‥欄さんの余命が少ししかないなんておもいませんでした

消えろって言って後悔してます‥‥


また会えますよね?死なないでください!

兄の分生きてください!お願いします‥‥


本当にすみませんでした‥‥

陸より



最後のところが震えて書いてある‥‥

けど、死ねないことは出来ない‥‥

ありがとう陸‥‥そしてごめんね‥‥